みなさん、こんにちは。
本格的な梅雨に突入していますが
愛車の調子はいかがでしょうか?
長年大切に乗り続けている愛車ですと
ウェザーストリップなどのゴム類が劣化し
気づけば車内の浸水といったケースも見られます。
カビ臭さやサビ発生といったトラブルへつながりますので
注意してくださいね。
さて、先週末に開催された
『全日本ダートトライアル選手権 第4戦』で
今シーズンの前半戦が終了しました。
今シーズンのレポートが遅れましたが
新たに投入した「Newミラージュ」とともに
前半戦をダイジェストで振り返っていきましょう。
■Newマシン「ミラージュ」投入
コンパクトサイズかつショートホイールベースで旋回性の高さを突き詰めるべく、ミラージュをベースボディにチョイスしワイドボディ化。心臓部へは2.2L化した4B11に軽量かつレスポンスに優れるボルグワーナー製タービンをマッチングし、PPGドグミッションを採用しました。エボの駆動システムを投入し、これまで培ったセットアップノウハウをさらにステージアップさせるべく日々データ収集中です。
◆開幕戦(3/20)・・・丸和オートランド那須
<リザルト:リタイア>
CTエボ同様に足回りをTEINでサポートをしてもらい、事前のシェイクダウンで想像以上に仕上がりレベルが高かったミラージュを開幕戦から投入。ややピーキーな挙動ですが、公開練習でも好感触でした。ただ、気合い十分に挑んだ1本目の中盤で突如挙動が乱れて転倒・・・。左フロントへダメージを負ったためリタイアしました。
◆第2戦(4/17)・・・スピードパーク恋の浦
<リザルト:3位>
ミラージュ修復&チェックには時間的に厳しいと判断し、第2戦では昨シーズンのセットのままCTエボを投入。細かなドライビングミスが重なったため3位止まりとなってしまいましたが、やはり熟成されたマシンということで乗りやすさと速さが高次元で安定していました。ミラージュと比較すると、ホイールベースの違いから挙動も穏やかです。
◆第3戦(5/29)・・・オートスポーツランドスナガワ
<リザルト:6位>
開幕戦で感じた不満点を解消すべく、タービンサイズをレスポンス方向へ見直したり、キックバックなどの関係からパワステを電動から油圧へ変更したり、少しアップデートを加えたミラージュで挑みました。ジオメトリーも見直したことで狙ったラインを確実にトレースできる現状でのベストセッティングでしたが、CTエボで採用していたIパターンからHパターンへのシフト変更が思わぬ足かせに・・・。極限域まで集中した際にCTエボでのシフト感覚となってしまってのシフトミスが生じ、マシンのポテンシャルを引き出せないまま第3戦を終えています。
◆第4戦(6/19)・・・輪島市門前モータースポーツ公園
<リザルト:6位>
マシンの完成度高さが要求される1DAY開催。トラクションを高める狙いでレートダウンしたフロントのロール剛性を高めるべくスタビライザーのサイズアップを図っていきましたが効き過ぎと判断、2本目で以前のサイズへ戻します。ただ、シフトミスしないように強く意識するとドライビングに集中しきれない状態となり、タイムは思うように伸びず。今シーズ投入したばかりのNewマシンとしては驚くほどハイペースで完成度が高まってきているものの、好結果へと結びつけることができませんでした。
■後半戦へ向けて
開幕戦に思わぬトラブルがあったものの、ミラージュは期待通りバツグンの旋回性高さです。ショートホイールベースゆえに荷重移動やハンドリングがピーキーだったり、CTエボに比べて100kg近く軽量となることでトラクションが物足りないといった部分もありますが、投入したばかりのNewマシンとしては完成度も高く、熟成マシンに導くためのポイントもハッキリと見えてきました。後半戦はドライビングへ専念するためのIパターンシフト化、車速が低い領域でもトラクションがしっかりと稼げるように重量再考など施し、結果へと結びつけていきます。
このように色々と試行錯誤はしていますが、これまで培ってきたノウハウで取り組むべくポイントはハッキリと見えている状態。テスト走行に出かけている時以外は店頭で保管していますので、お気軽にNewマシン「ミラージュ」と見に来てくださいね♪