みなさん、こんにちは。
先週末「丸和オートランド那須」で開催されました
『全日本ダートトライアル選手権』2014シリーズ。
気になる結果を先に発表しますと、
目標としていた優勝こそ逃しましたが、
炭山義昭&磯貝選手ともに『2位』となり
まずは順調なスタートを切ることができました。
さて、気になる内容ですが
ウエット路面だった1本目は
「DIREZZA 87R」をチョイスしてスタート。
リズム良く攻めたまま後半セクションに突入しようと
ストレートエンドに差しかかったところで・・・・・
なんと、右フロントのドライブシャフトにトラブル発生!
左タイヤのみの駆動となったことで右へと大きく振られたマシンは
右側の土手を駆け上りかけ横転寸前の状態となってしまいました。
ですが、炭山の素早いリカバリーが功を奏し、
なんとかコースへと復帰。
右へ、右へと流れていくマシンをコントロールして
無事にゴールすることができました。
とはいえ、タイムはトップに5秒4遅れとなる「1分51秒412」。
幸いにもドライブシャフト以外のダメージはなく、
ドライブシャフト交換を済ませ
2本目での挽回に向けて集中力を高めます。
そして、注目の2本目。
ドライコンディションになったことから
タイヤチョイスは悩みに悩んで、
硬質路向けとなる「SPスポーツ 91R」としました。
ただ、予想以上に硬質路だったことや
細かなドライビングミスが重なってリズムよく走れず
トップに1秒8遅れの「1分45秒243」。
(3位から7位までが1秒以内にひしめく大接戦でした)
マシン、ドライバーともに熟成された走りを披露した亀山選手が
1、2本目ともにトップタイムで開幕戦優勝を飾っています。
なお、暫定結果では「3位」となっていたのですけど
その後2位の谷田川選手にまさかの事態が。
今シーズンからGVBインプレッサを投入されていたのですが
吸気レイアウトがレギュレーション不適合と判断され、失格。
その関係で正式結果は炭山が繰り上げ『2位』となりました。
「ドライブシャフトは分解チェックをしたのですが、荒れていた路面とマシンコントロールのタイミングが合わずにアウトボード側へトラブルが発生したのかなと予測しています。2本目に関しては今シーズンからタイヤウォーマーが禁止されたこともあって熱の入りが遅くなる部分も見据えた足まわりセッティングしていたのですが、そこが煮詰めきれていませんでした。想像以上に硬質路だったので、トラクションを稼ぐ方向だったのが無駄な動きとなってしまいましたね。ドライビングミスも多かったことや、繰り上げ2位ということで素直には喜べない結果ですが、まずは高ポイントを無事に得ることができました。毎戦、狙っているのは『優勝』です。優勝するために参戦していますし、次こそ良い結果が報告できるように頑張ります」
(炭山義昭)
ということで、無事に終了した開幕戦。
課題は見えていますし、あとは結果へと結びつけるだけ。
次戦、4月20日の「スピードパーク恋の浦(福岡県)」にご期待ください♪
最後になりましたが、
今年からダンロップタイヤを装着し、
SC2クラスでエボⅩを駆る磯貝選手。
エボⅩをデビューさせた昨シーズン開幕こそ8位でしたが
1年通じてのマシン&ドライビング磨き上げが実を結んで
トップにわずか0.169差となる「1分46秒410」で『2位』を獲得!!
ですから、開幕戦のジール勢は『W2位』となりました。
『W優勝』が皆さんに報告できる日を願い、
ドライバー、スタッフともに全力で取り組んでいきます!